第22回キャリ協論述試験答案例

国家資格キャリアコンサルタント試験の論述試験(キャリ協)の答案例です。
受験生の皆さんの参考に掲載します。(模範解答ではありません)

(設問1)
キャリア科目の講義をきっかけに将来を考え始めた。元々大学院に進学するつもりだったが、先輩の話や、業界について調べる中で就職も気になっている。このままではいけないと思うがどうしたらいいかわからない。

(設問2)
相談者の話を「将来についてはまだ具体的ではないけれど」とまとめることで、相談者の状況を確認するとともに相談者が具体的に考えている部分を引き出そうとしている。

(設問3)
①自身にとって大学院に進学する意味、就職する意味、やりたいことが明確になっていない点で自己理解不足であり、仕事について漠然とエンジニアという認識で具体化されていないことから仕事理解不足である。
②「父にも大学院に進むつもりで勉強しろと言われて」「自分に何が向いているかとか、何がやりたいのかわからなくなって」から自分理解不足「理工系だから単純にエンジニアかな」「何となく父のような仕事」から仕事理解不足が考えられる。

(設問4)
引き続き相談者の気持ちに寄り添いラポール形成に努める。相談者に心理検査の限界をVPI職業興味検査及びキャリアプラン作成補助シートとジョブカードを用いた面接を行うことを提案し、相談者の了解の上で実施し一緒に考えていくことで自己理解を支援する。
それに合わせてjob tagを通じ職業の具体的な情報を入手すること、OB訪問、業界の企業説明会に参加し自分がやりたいエンジンニア像を具体化することをアドバイスし仕事理解につなげていき、まもなく大学4年生という時期を考え、大学院進学、就職の選択を早期に相談者自身で行なえるよう支援していきたい。

学科試験が不安な方

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